若くて経験がまだまだ乏しい人、 所謂『青二才』くせに!という時に使われるイディオムが
wet behind the ears/or not dry behind the earsです。
だから彼女の場合は: She is still wet behind the ears!
(まだヒヨッコのくせに!)
もちろん、自分と比べた時の年齢差とその若さ/未経験さを強調したい時には: She’s just twelve! (まだ12才よ!)
とか、もっと簡単に She’s just a baby, and learning to walk.
(ヨチヨチ歩きをし始めたばかりの赤ちゃん)
と言っても、『仲間内』では笑いがとれます。
日本語の『お尻が青い』とか『くちばしがまだ黄色い』と同じ表現です。
家畜が身近にいた時代なら wet behind the ears/or not dry behind the ears =未熟者
という意味がすんなり通ったと思いますが、
このイディオムの起こりを知らない若い人たちもいるようです。
鳥を飼ったことがなければ、若い鳥のくちばしの先が黄色いのを知らないのと同じです。
日本語では『若輩者』は青/蒼ですが、英語ではgreen。
green wineというのはオーガニックなワインではなくて、熟成がたりないワインです。
同じくgreen coffeeは生の(いっていない)コーヒーになります。
greenはgreen with envyのように妬み/嫉妬を現わす色でもあると同様に、 He enjoys a green old age.
(彼は年老いても、ますます元気だ)
のように、活力があり、若々さを現わす意味でもあるので、めんどうです。
さらに環境意識が高まる中では、
“What’s green for the environment can also be green for the economy.”
(環境に良いものは、経済もグリーンにする)という
カリフォルニア州知事のアーノルド・シュワルツェネッガーの発言にもあるように、
『脱炭素(化)時代の経済の構築を助ける』という意味もあるので、ますますめんどうです。
ですからグリーンの話はまた今度!